タッチケア

「タッチケア」とは、親子の絆つくりなのです

「タッチケア」はかかわりをつくる基本的な方法です

添い寝をしたり、おんぶをしたり、声をかけて足をなでたり…、皆さんが日常行っていることがタッチケアに組み込まれています。

手をかけることで「ヒト」は「人間」になる

哺乳動物として人間の子どもを見てみると、人間の子どもは他の動物の子どもよりもとても手がかかります。 人間の子どもはそのように周りの手を借りなければ成長していけないようになっています。

このことに関してはさまざまな考え方や学説があるでしょうが、人間の赤ちゃんは、手をかけてもらうことによって生物としての「ヒト」から社会性を示す「人間」になっていっていくのだと、私たちは考えます。

赤ちゃんは、人間として大事なこと「人のやさしさ」「あたたかさ」「人間に対する信頼感」などの基本を、はじめはお母さんをとおして肌で感じ取っていき、人への基本的な信頼感を身につけるといわれており、このことが、生まれてから初期のかかわりが大切だという理由です。
そうはいっても、育児の他に家事や仕事・・・現代のお母さんは忙しいですね。
タッチケアは、育児中のお母さん(※もちろんお母さんだけでなく、赤ちゃんにかかわるすべての人)と赤ちゃんの絆を深めるために用いていただける“かかわりの技法”です。
ゆったりとした気持ちで赤ちゃんと向かい合い、自分の五感を使って赤ちゃんの五感に働きかけていきましょう。それらすべての刺激が脳に届き、脳を活性化させ、赤ちゃんの生を活性化し、お母さんやお父さんに自身が「親」であることの実感と自信をもたせてくれます。

(※ここでは、お母さんがマッサージすることを想定しています。「お母さん」を、マッサージする人に置き換えて読んでみてください。)

五感を使うということ

1.視覚

目を使って子どもの顔を見ます。
子どももお母さんの顔をしっかりと見ます。

2.聴覚

声をかけて、そして応える赤ちゃんの声も聴きましょう。
少し高い声でゆっくりと話しかけると良いでしょう。

3.嗅覚

においの基本はお母さんのにおい。
お母さんの自然なままのにおいを赤ちゃんにかがせてあげましょう。
赤ちゃんのにおいをお母さんもかげるくらい近い距離でタッチケアをおこなっていきます。

4.触覚

そして一番敏感なのは触覚、皮膚の感覚です。
お子さんにとって、お母さんにマッサージしてもらうことはとても心地よいことです。
マッサージは、なでるというよりも一定の圧をかけて赤ちゃんに触れていくことを意識します。

5.味覚

直接タッチをする部位ではありませんが、タッチの後は赤ちゃんものどが渇きます。 授乳もよりおいしく進みます。

でも、注意してくださいね!

タッチケアは「心ここにあらず」ではできません。
お母さんが赤ちゃんに集中することが大切です。

義務的に形だけをこなしたり、ほかのことを考えていたりするのではタッチケアの効果はありません。

また、赤ちゃんは相手をしてくれるひとの気持ちに大変反応しています。
赤ちゃんのことを考えていない、面倒くさい、イライラしている…そんな気持ちを、赤ちゃんは敏感に感じるのです。

赤ちゃんがゆったりとお母さんとのコミュニケーションの時間を楽しむために、是非ゆったりとした気持ちで、タッチケアをおこなってください。お母さんも赤ちゃんとの時間によって癒されることでしょう。

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